絹千(きぬち)、または揚柳(ようりゅう)と呼ばれる、細かい立てシボの生地です。
6月9月の単衣時期のものです。使いこなしてきもの上級生ですね。
絹千を作るためには、八丁撚糸機と呼ばれる水をかけながらよることができる撚糸機をつかい、
1mあたり2500回ほどの撚りをかけます。これを密度をしっかり打ち込んで生地をおり、
「かごまき」と呼ばれる方法で精錬することにより、きれいな風合いにあがります。
この精錬技術はむずかしく、職人さんの加減により風合いが大きく変わるものなのです。
こちらの生地は、きれいな風合いがでているものの、織りキズ、糸汚れによりアウトレットとなりました。
ご着用には差し支えない範囲です。気持ちのよい風合いをお試し下さい。
素材:絹100%
☆アイボリーについて。メイン画像の一番左の色です。☆
象牙色のやさしい色でオフ白ともいえます。
困ったときには着物にも帯にもなじみのよい便利な色です。
青色の矢印の先あたりに、ヌキ糸汚れ、薄い加工シミあります。
☆クリームについて。メイン画像、左柄2枚目です。☆
アイボリーより黄味が強く、明るめの色の小物として存在感をだしてくれます。
自己主張は強すぎず、帯や着物を引き立てるアクセント効果が期待できます。
緑色矢印の先に、点汚れがあります。
☆薄いミントグリーン。メイン画像の左から3枚目☆
少しモダンなイメージの小物使いになります。遊び心が感じた日のコーディネートにピッタリです。
耳のところ青丸シールの箇所に、ヌキ糸汚れが見受けられます。
洋装にも合う色ですので、着物でない日はシルクストールとして首回りの冷房除けにおすすめします。サラリとした感触と絹の心地よさをお楽しみください。