久しぶりの店長日記です。
3月11日の東日本大震災にて亡くなられた方に心よりお悔やみと、被災された方に心よりのお見舞いを申し上げます。
被害に遭われた地域の早い復興をお祈り申し上げます。
あの日、京都府北部ではじっと座っている人以外は感じないほどの揺れでした。
座っている人はゆっくりとした揺れを感じたそうで、「これは遠くで大きな地震があったに違いない!」とすぐに思ったようです。
阪神大震災のときは京都市内で学生でした。ゴーという地鳴りで目が覚めた瞬間に、大きな揺れがきました。
被害はいくつかコップが割れただけ。いつも通りバイトに行き、そこの事務所で火災の起きる神戸市内と倒壊した高速道路に、驚いたものの、心につきささる恐怖や悲しみがなかったのは、まだ若かったからでしょうか。
今回の震災は実際に揺れを感じなかったのに、ショックはその当時と比べ物になりません。
ちょうどわが子の卒業入学と続き、当たり前のことを滞りなくできることに感謝しつつも、罪悪感のようなものも感じたり。
自分に出来ることは何か…と思っていたところ、mixiで不要な着物等を集めて、チャリティーバザーをするということを知りました。
ミクシーは全くの初心者、分からないながらも主催者に連絡をとり、3回ほどに分けて荷物を送ることが出来ました。
和装小物を作っている我が家では、直接品物を被災地に送っても何の役にも立ちません。でも着物好きの方のためのバザーなら支援ができるチャンスと4月24日のバザーまでの一ヶ月間、数回にわけて小物を送りました。
当日も神戸まで買い物に行ってきましたよ。
私が送ったものも二日目にはほとんど売れていて、本当にうれしかった。
売り上げは90万円をこえ、全額が義援金になったとのことです。
ご興味のある方は、ミクシーやヤフーブログにて「義援金お着物バザール」で検索してくださいね。
いまだ見聞きするのもつらいことばかりですが、
すこしでも支援ができた!という自負と、被災しなかった地域の人間こそ頑張らんと!という気持ちで仕事も頑張りたいです。
東北は着物好きな方が多いそうですね。
また着物に袖を通そう思えるときが、きっと来るに違いありません。
上質な良いものを作ることも支援と思い、精一杯を続けます。
2011-05-11 21:10